Cintiq 16をモニターアームに取り付けた話

はじめに

無能は普段、液晶タブレットの「Wacom Cintiq 16」をモニター代わりに使っている。
描画ソフトを使って作業する際、手元で操作できるのでとても便利であるのだが、長時間の作業ではどうしても姿勢が悪くなりがちである。
特に、机の上に直接置いていると、下を向いた状態で作業を続けることになり、首や肩に負担がかかる。

そこで使っていたのがPCスタンドである。BOYATAのノートパソコンスタンドを活用していた。

そして、より快適な作業環境を整えるために、モニターアームを使って液晶タブレットを設置してみることにした。

という経緯よりモニターアームの購入に至った。
評判の良いものをいくつか比較した結果、安定性があり、角度調整がしやすいアームを選択。
するとエルゴトロンの一番人気かデュアルの二択に絞られる。

ちなみに今まで使用していたBOYATAのノートパソコンスタンドだが、この機会に中古市場価格を調べてみた。
すると残念ながらあまり良い価格ではなかった。…売りに出すのが憚られる。

物の価値は購入時だけで判断することはできない

出口戦略として、エルゴトロンは再販価値が高く、仮に買い替える時に売りに出しても値崩れしにくい。
良いお値段の品だが、ノートパソコンスタンドの件が教訓にして選考に影響を与えたのは確かである。
廉価品で不都合を我慢しながら使用する選択もある。
しかし、後々の再販価格まで考慮した場合、多少価格が張っても良質な商品を選択することも一つであろう。

実際に使ってみると、アームの高さや角度を自由に変えられるので、姿勢に応じてすぐに調整できるのが非常に助かる。
これで首や肩への負担も軽減されるはず…と思っていたのだが、取り付け作業で一つ問題が発生したのだ。

付属のネジではCintiq16をつけられない

付属していたネジが液晶タブレットには長かった。モニターアーム自体は問題ないのだが、取り付け用のネジが合わなかったため、このままでは設置できないことが判明した。そこで、液晶タブレットに適したサイズのネジを探すことにした。

調べてみると、Cintiq 16には「M4 6mm」というサイズのネジが必要だということがわかった。早速、近所のホームセンターに足を運び、そのサイズのネジを探した。しかし、いざ店頭で探してみると、M4の6mmネジが見つからない。仕方がないので店員に相談したところ、ワッシャー付きのM4ネジがあるとのことだった。店員曰く、ワッシャーを外してしまえば、M4 6mmネジとして使えるとのことで、それを購入することにした。

ところが、取り付けようとするとまた問題が発生した。
ワッシャーを外せなかったのだ。なのでネジの長さに微妙な差が出てしまい、タブレットがうまく固定されなかった。

どうやらワッシャーの厚みが影響していたようである。
後日再度ホームセンターに赴き、今度は完全にワッシャーなしのM4 6mmネジを購入。

ようやく問題が解決した。

快適になった

無事にタブレットをモニターアームに取り付けることができたことで、作業環境が大幅に改善された。アームの自由な角度調整機能のおかげで、目線の高さに合わせてタブレットを配置でき、以前よりも姿勢が楽になったのを実感している。首や肩の疲れも少なくなり、長時間の作業でも快適に過ごせるようになった。

もし、同じように液晶タブレットを使っていて、姿勢や疲労に悩んでいる方がいれば、モニターアームの導入を検討してみると良いかもしれない。
ネジのサイズには気をつける必要があるが、それさえクリアすれば、作業効率が格段に上がることは間違いない。

というわけで、これからも、快適な作業環境を追求して、より集中できる環境を整えていくつもりである。