法人ではなく個人名義では商取引する際に憚られる。
と言う理由から任意団体名義の金融口座を開設した。
個人で活動すると悩むのが取引先に提示する金融口座情報だ。
団体・サークルとして金銭の授受をする際に個人名義の金融口座を利用するしかない。
ネット上に個人名義の金融口座情報を掲載する事に抵抗がある人は意外にいるだろう。
そこで、検討したいのが団体名義での金融口座の開設である。
ただ年々開設が厳しくなっており、現在開設できる金融機関はゆうちょ銀行のみ。
まだ今ならゆうちょ銀行で法人名義でもなく任意団体の口座を開設できる!
というわけで、
ゆうちょ銀行で任意団体の口座を開設した記録を書き遺しておく。
団体・グループ、コミュニティー名義での口座開設に役立て欲しい。
個人名義の口座をネット上に公開する事に躊躇している迷子達に一筋の光が差し込み、市場とダイレクトに直結する端緒として欲しい。
社会人のサークル活動、同人活動でも親和性が高いかもしれない。
【5つの開設条件】
・既に団体が設立している事。
・複数人である事。以前は1人でも良かったらしい。自分含め3人確保した。
・口座が必要な理由を説明できる事。
・実績、もしくは決定している予定がある事。
・必要書類や情報をすべて用意できる事。
【用意するもの】
運営規約
会員名簿
活動実績を示せる書類(団体のサイトトップページを印刷した)
本人確認のできる身分証明書(運転免許証)
印鑑(個人の印鑑でいけた)
【ゆうちょで書く書類】
総合口座利用申込書(Suicaエリア用)青色の書類
お取引目的等の確認のお願い(兼お取引に関する届出書)緑色の書類
「運営規約」と「会員名簿」は色んなサイトを参考にしてグーグルドライブのドキュメントで制作した。
活動実績を示す書類について。
既に半年活動していたので、団体サイトのトップページを印刷して活動実績として提出した。
活動実績のサイトトップページは印刷代の削減でモノクロコピーでも大丈夫だった。
ゆうちょで書く書類は窓口で記入例があるのでそれを参考に記入した。
窓口担当者にも聞けるので分からない箇所は聞きながら記入できる。
メモ。
全ての手続きが終わるまで1時間くらいかかった。
待ち時間を有効利用できる何かを用意して臨んだ方が良いだろう。読書とか。
受け付けてもらえて審査を通れば当日中に通帳が渡される。カードは後日郵送される。
『総括』
現在は今回紹介する方法で滞りなく開設できた。
(2019年7月25日現在)
幸運にも初回で開設できたが審査が厳しくなってどんどん開設が難しくなっている。
個人名義以外での活動をされている諸兄姉は早めに口座開設の準備に取り掛かる事を推奨する。
今後ゆうちょ銀行も口座開設を停止するかもしれない。
どんどん難しくなっている現状を踏まえると楽観視できない。
開設できた暁には、個人情報を晒さずに活動ができるようになり捗る。
法人格を持つ前の前身として団体名義の口座が活動を支えてくれるだろうし、自分で規約を作成して提出する経験は貴方の立派な財産となるだろう。
知ってみれば全ては容易い。
知識格差による初動の遅れは時として取り返しのつかない事態を招く。
なので、仮に一度目の申請で弾かれたとしても諦めずに修正して開設を模索してみて欲しい。